一角獣、ハンパない

先日、中小企業家同友会の例会案内を見て「あれ?この会社って最近よく記事を目にする会社じゃなかったっけ・・」と気付きました。

その会社とはマネーフォワード。札幌支店長さんが来て講演するというのです。丁度同日に同じ場所で支部の幹事会もあるし、個人的に注目していた会社の話が聞けるなんてラッキーと思い聞いてきました。

なんで自分がこの企業に注目していたかというと、日本のユニコーン企業予備軍として日経新聞に紹介されていたのが自分が知った最初ではないかと思います。

ユニコーン企業とは時価総額100億ドルを超える株式未公開企業で、元々はフェイスブックやTwitter、最近だとウーバーやエアビーアンドビーなど米国、中国を中心に世界的には100社を超えるのですが日本ではまだ小粒な会社が多く一桁代、最近だと今週マザーズに上場したメルカリがやっとその範疇に入るかといったところです。

その予備軍にマネーフォワードが見なされているということで、今の時代の大変化をビジネスチャンスと捉えて急成長している次世代を牽引するベンチャー企業といったところだと思います。

何の会社かというと、財務等の企業の業務システムをクラウドサービスで提供する、さらにAIなどで劇的に事務コストや生産性が改善される。それだけじゃなくてフィンテックなど新しい金融サービス、仮想通貨事業など業態を拡大している。社長さんがソニーに入社して財務部門に配属されて2年で辞めてベンチャー企業を立ち上げて今に至る。

僕が事前に予備知識として知っていたのはこんなところ。結構、詳しいですね(笑)。
それだけメディアに何回も取り上げられて無意識に刷り込まれているんですね。それもこの会社のマーケティング戦略でやっているとしたら、全く関わりのない人間にそれだけ自社の情報を無意識の内にインプットしているということだけでも凄い会社ですよね。

今週の月曜日、別海町にて平野龍一札幌支店長の話を実際に聞いてみてどうだったのか?

衝撃的な話でした。僕だけでなく会場に集まった中小企業経営者の方々も一様に同じ思いを持ったと思います。

AIやロボット化で10年後に仕事がなくなると良く言われますが、まさに今目の前で起きている、これから圧倒的スピードでさらに何が進んでいくのがはっきり見えた、そんな講演でした。

その場で、今までのシステムを捨ててこのシステムに移行すると宣言している気の早い方も複数名いましたが、急速にクラウド化、AI化された仕組みに多くのユーザーが移行していくのは明らかだと思います。

過去に日本の明治維新に鉄道が出来て、それまでの運送業であった飛脚や籠屋の仕事が一気になくなったのと同じ意味でそれまで世の中に存在しなかった全く新しい仕組みが全てを呑み込んで世の中を変えてしまう。まさに黒船です。

一角獣(ユニコーン)、その中身も、スピード感も、ハンパない。