投げらばさらに開かれん

ワールドカップサッカー2018、今回は日本がまだ勝ち進んでいて夜中にテレビの前で応援しています。ポーランド戦の視聴率がなんと44.2%、日本中で僕と同じようにテレビにくぎ付けとなっている。

最近気付いたのが、試合前やハーフタイムの休憩中に入るあるコマーシャル。
「仕事探しはインディード♪」ってのがやたら流れて来る。
お笑いコンビの千鳥がラーメン屋や寿司屋の大将になったり色々なパターンが次から次へ流れてきて、「バイド探しはインディード」ってすっかり自分の脳に刷り込まれてしまいました。

凄い効果だと思います。ワールドカップ見ているだけで日本中の人の脳に刷り込まれているんですから。

と思っていたらこのインディードって元々は米国のベンチャー企業で2012年にリクルート社がM&Aで完全子会社化した会社なんですね。

リクルートだから成せる業かもしれませんが、このWC期間中のメディアへの集中投下は見事だと思いました。

メディアの使い方が凄いな~と思ったのが、前回書いた会計ソフトのマネーフォワード社です。
もちろん商品や企業としても時代を変えていく先進性があるのですが、それだけでなくメディアの使い方が抜群なのだと思うのです。
とにかく新聞記事等メディアへの登場頻度が多く、これもまた会社や商品の存在が潜在顧客の脳に無意識の内に刷り込まれて行っている。

さて、これらのメディアをうまく使ってお客さんに認知されるのは大手企業や先進的なベンチャー企業にしか出来ないことなのか?中小企業には無理なのでしょうか?

さにあらず。
確かにサッカーワールドカップの日本戦で人気お笑い芸人を使ったCMを流すなんてお金のかかる芸当は大企業にしか出来ませんが、そればかりがメディアではない。

新聞記事に載せるにはプレスリリースを書いて投げ込めば面白い内容であれば採用される確率は高いし、ネタもかならずしも冴えた新商品でなくても、例えば地元の学生と提携した企画だとか、企画の内容次第では話題性も充分あるのです。

何よりも今はSNSがあります。
投げれば必ず何か反応がある。つながりからつながりへ、今はそういう時代。

前掲の2社の事例を挙げるまでもなく、成長している会社はメディア対策も見事だということ。

投げらばさらに開かれん、そんな時代なのです。