最後はあなたの言葉が聞きたいのです

自分のことが人からどう見えるか中々イメージできない。
自分の姿が自分では見えない、ところが他人からはもうイメージそのままで短所も長所もはっきり見える。

コンサルタントなどという仕事が成り立つ所以の一番大きなところはまさにそこにありだと思っています。

コンサルタントしかり、カウンセラーしかり、占い師しかり、外部の目、千里眼が必要なのは視点の外部化が現状を把握したり、今後を見通したりする際に極めて有効だからに他ならないのです。

ところが、これまでの経験則から言って、この外部の声を使う際に気をつけなければならない点があります。

それは外部の声を鵜呑みにしない、ということです。

コンサルタントのくせに何言っているのか!お前は詐欺師か?と言われそうですが、そうではありません。

コンサルタントの提言を何一つ文句を言わず、「ああ、それは良いですね」とか「その案も素晴らしいですね」などとそのまま受け入れる場合には、何も起こらないケースが多い。

それは自分で何も考えていない、受け身でそのまま提言を受け容れる、でも何も考えていない、結果なにも行動しない。といったことが多いのです。

逆に提案をそのまま受け入れるのではなく、自分なりにアレンジして自分の言葉で再構築するようなケースが成功事例が多いのです。

先日、とある商品のネーミング、キャッチフレーズなどを提案しましたが、その経営者はさらに自分の言葉で正にキラリと光るネーミングを発明しました。

自分の言葉って凄く大事だと思います。
自分オリジナル、自分らしさ、自分の言葉で説明できないものは売れないのです。

自分の言葉で説明できない商品は良く分からない商品となってしまい、永遠に顧客の心に響かず埋もれたままです。

オリジナルの最後の一手間をかけるか否か、そこで雲泥の差が生まれる。
最後はあなたの言葉が聞きたいのです。