一本の糸

店活のコンサルに入る時に初期の段階で必ず現場の方にやってもらっていることがあります。

それは、お客さんとつながる感覚を体感してもらうことです。
例えば売り場のある業種でしたらPOPを書いてみてその書き方で売れ行きが随分変わることを体感する。
最近ですとSNSを発信してみて、いいね!やコメントなどの反応を体感してもらう。

何故最初に体感してもらうかというと、この顧客とつながる感覚に気付くかどうかでその後の行動に雲泥の差が出るからです。

この自分の小さな行動が顧客の反応を起こすという感覚に気付けない人は、恐らくその後何もマーケティング的な行動を取れない。つまり動かない人なのです。

だからほんのささいなことでも良いから、市場の反応を体感してもらうことが死ぬほど大事だと思っています。
ブログ題の付け方で反応はまるで変わる、キャッチコピーもそうだし、笑顔満面と仏頂面ではメディアの反応はまるで違う、人気(ひとけ)のないメディアは誰も見向かない等々。

全て自分で体感するしかない。
そして体感した人しか結果的に行動しない、当然成果も出ないのです。

だから、自分の小さな行動で顧客が反応しひいては売上につながる、この一本の糸の存在に気付くのがマーケティング成功の第一歩なのです。
これが持てない人は永遠にモノは売れないと思います。