半分、ホント、程なく、全部、ホント

北海道胆振の大地震から1週間以上経ち、震源地周辺で命を落とされた方や被害に合われた方の情報を見聞きするにつけ心が痛みますが、僕の住む道東ではすっかり平穏な日常を取り戻しています。

地震後にセミナー受講生と話している中で、「地震が起きてからSNSを良く見るようになりました」と言われ、あ、そう言えば自分もそうだということに気付きました。特に停電ブラックアウト中から騒ぎが収まるまでSNSばっかり見ていた。
今更ですが、もうすっかりSNSの中に生きていることに、こんなことから気付かされてしまいました。
これは僕に限らず、現代に生きる人が完全にSNSの中に生きていることの証だと思うのです。

実は3年位前のブログで、「現代人は半分位SNSの中に生きているようなもんだ」と云うようなことを書いた記憶があります。その時点で、「半分位」と遠慮して書いたのはSNS人口が今ほどではなかったのと、将来はどうなるか本当の所は分からないと思ったからだと思います。
ところが、今や半分どころか完全にSNS社会になった。

AIやロボットによる人間の代替。
これはまだ半分というより出始め。でもすぐ半分になり、程なくして全部になる。

僕がすっかり気に入って毎日かなりの時間使い倒しているiPhoneの読み上げ機能。これもITによる人間の代替の一つ。
確かに、イントネーションがおかしいし、間違った読みもあるけど、ほぼほぼ意味が分かるし、充分に実用的。退屈なランニング中の1時間を新聞を隅から隅まで毎朝読み上げてくれる極めて有効な1時間に変えてくれるんですから最高です。

今有望視されている技術、AI、AR、IoT、VR・・・。
すべての技術が最初は人間を真似て、さらに人間以上に仕事をしてくれる。
最初は、少し。やがて、半分。気付いたら全部。
SNSがそうだったように、やがて我々は全部その世界に生きるようになる。何の疑問も抱かずに。

ITが人間を代替する。
代替された仕事はなくなるけど、人間の仕事は新しいインフラを使い倒して、良い仕事、世の中の役に立つ仕事をすることに尽きると思う。
ますます凄い時代になってきたと思う今日のこの頃。