ちょっと時間が経ってしまいましたが11月2日~4日に行われたエンジン01inくしろについて書いておきたいと思います。
エンジン01、何それ?と思う人も多いと思います。
僕も最初にこのイベントの名前を聞いた時にそう思いました。全く聞いたこともないイベントが突然、地元新聞の広告やSNSに掲載されたのは、そんなに前でもなくイベントの3カ月前位からじゃなかったかと思います。
誰に聞いてもよく分からない、降ってわいたようなイベント。
イベントは日常的に数多くSNSのイベント欄に溢れていますが、広告を見る限りただ事じゃないことだなぁというのは分かりました。勝間和代、林真理子、堀江貴文、古市憲寿、奥田英二、乙武洋匡・・・テレビなどメディアでいつも目にする人たちはじめ日本を代表する100名を超える文化人が釧路に集結しセミナー、シンポウジウム、ワークショップ、夜の飲み会等を3日間に渡って繰り広げるという。
2002年度から毎年1回、全国色々な都市で開催されており、北海道で初めての開催地に釧路が選ばれた。当然尽力した方がいての開催だろう。
何はともあれ、何とか参加したいなと思いながらも次第に開催日が近づいてきて、結局チケットを買ったのは前日になってしまいました。
初日と最終日のシンポジウムのほかは18教室×4時限という膨大な数の講座が組まれており、何にしようか迷うところでもあったのですが、1講目は杉山恒太郎さんの世界を変えた広告。杉山さんは「セブンイレブンいい気分」「ピッカピカの一年生」など日本人なら誰も知っている広告を作ってきた人で正に広告の歴史そのもの、軽妙な語り口で凄く楽しかったです。2講目は林真理子さん、桜木紫乃さんの北の文学。直木賞など文壇の裏話も興味深く、桜木ファンとしては嬉しい限りでした。3講目は人狼劇場というゲーム(よく理解できなかったけど)を受講しました。ケントギルバートや古市憲寿、辰巳琢郎など実物を見れました。
会場の釧路公立大学では講座間の移動時間では、廊下が人の波で中々前に進めない、こんな混雑を経験するのは釧路のような田舎町ではまず無いことです。
夜学の釧路うまいっしょ食堂も、またまた杉山恒太郎さんと一緒になり無茶苦茶楽しい酒を飲みました。更に楽しかったのが一緒に同席したエンジン01の追っかけの方々(神奈川県のサラリーマンの方、お忍びで来ていた開催予定都市の副市長さん等)が釧路の街をもっと堪能したいというので最果ての街釧路の場末のスナック(スグレイス)に連れて行き杯を交わしました。
前後の全体シンポジウムもそれぞれ面白かった。初日のシンポは奥谷禮子さんの無敵のオバハンぶりにすっかり魅了されました。最終日のシンポはやはりホリエモンの切れ味の良さが良かったなぁ。
ということで正に夢のような3日間、多分一生記憶に刻まれるであろう3日間でした。
いった誰がこんな凄いイベントを思いついたのか知りませんが、釧路のような最果ての地方都市でも、こんな素敵で強烈なイベントが開催できたことが驚きですし、参加した方々にそれぞれの今後の人生の糧となるような多くのものを残したのではないかと思います。
最後までチケットの売れ行きが心配されたようですが僕のような直前駆け込みタイプが釧路人には多いようで、終わってみれば9割方売り切れで大成功だったのではないかと思います。
このイベントを支えた多くの講師陣、ボランティアスタッフ、経済的にバックアップした地元企業、そして参加した方々、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損
参加できて良かった!