面白い仕事は自分が面白い

先日、大きな講演会を聴講し素晴らしい内容でした。
廻りの方々も同じことを感じた方が多いだろうと思わせるクオリティの高い内容でした。
ところが、そんな素晴らしい講演にも拘わらず、後方から「グー・・・、ガー・・・」の睡眠音が。
どんな講演でも寝やすい人が一定数居るのは確かなことで、大抵は老人か肥満のおじさんと相場は決まっています(笑)。

かく言う私も独立してしばらくはセミナー講師で檀上に立つと、結構眠らせるのが得意でした。決して自慢ではなく恥ずかしいカミングアウトです。
今はそんなことはなく、上述した不可抗力で眠り易い体質の人さえも起きていることが多く、眠る人は珍しいかなといったレベルです。
どこが以前と違うかというと、自分で面白いと思えることをお話している。
逆に眠らせていた時代は、自分でも面白いと思えないことをお話していた。大変失礼ですが、教科書に書いてあるようなことの解説的な内容だったのです。

自分で面白いと思えることしか相手には伝わらない。
先日の日経MJにものまねのコロッケさんのインタビューが載っていて、このことに触れています。
自分自身が面白いと思わないとダメ。真面目なことばかりでは面白くない。五木ひろしのロボットの物まねも時代と共に進化させている。
インタビューにはたくさんの金言があるのですが、もう一つ印象に残ったのが、最初はあの人は変なことをしていると思われてもやり続けることで、やがてそれがくせになり評価も変わってくる、ということです。

人間ついつい皆にウケるにはどうしたら良いかが先に立ってしまいます。
もっとその前に自分が面白いってのがないと眠らせてしまう。間違いありません。